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葬儀会社との話し合い

弔問対応以外の喪主の大切な役割

喪主と言えば、葬儀当日に遺族を代表して、弔問に訪れた方々への対応が思い浮かびますが、現実にはそれまでに為すべき重要な役割が色々と存在しています。
中でも葬儀業者との話し合いは迅速対応が不可欠であり、当日よりスムーズに物事を運ぶ上でも、早目に葬儀業者を決めておく事をお薦めします。
そしてこの段階で、葬儀社がどのようなサービスを届けてくれるのか、各々の詳細や金額はどの程度なのか、来るべき葬儀当日をシミュレーションの上、知り得る情報をしっかり以前確認しておきましょう。
こうした段階で明確な回答が得られる葬儀業者であれば信頼出来ますし、対応が曖昧だったり金額面が意味無く二転三転するような業者であれば、要注意と判断して距離を置いた方が賢明です。

そして実際に故人を見送る時が訪れたのであれば、事前に作成から受け取っていた見積概算資料を取り出し、冷静にその内容を確認しつつ、修正変更すべき点が見当たれば速やかにアレンジしてもらいましょう。
直前に大切な親族を看取ったばかりで精神的な動揺は致し方ありませんが、踏ん張って冷静に葬儀会社と話し合うのもまた、喪主を務める人物に求められるノルマなのです。

信頼出来る身内の第三者同席の上で

利用を決めた葬儀業者に最初に説明を受け、予定している葬儀の形式に基づく概算見積の提示を受けた後、実際にその時が訪れるまでの期間は誰にも予測出来ません。
故人が余命宣告を受け、慌てて見積を取った場合ならまだしも、中長期的な時間を経た場合、必ずしも当時の見積もりや説明内容が当日適用可能とは限りません。
更に書面に明記されていない、いわゆる口頭で受けた説明の内容の記憶も曖昧となり、これが結果「言った言わない」「聞いた聞いていない」のトラブルの発芽に繋がり兼ねません。

こうした無意味な揉め事を回避する意味でも、葬儀業者との話し合いに際しては、第三者の立場である信頼出来る親族の同席が望まれます。
その人物が葬儀当日、喪主をサポートして現場の裏方部分を取り仕切ってくれる人物であればベストです。
この葬儀業者との話し合いの場面は当然、葬儀直前にも最終確認が為されますが、時間に追われ動転する中、喪主単独で全てを冷静に理解把握するのは当然困難です。
この場面でも同席して確認してくれる第三者が存在すれば、全てがよりスムーズに進行し、結果喪主を始めとする遺族側の心身の負担の軽減にも繋がります。

またこの第三者の存在は、実は葬儀業者側からしても「頼もしい」「助かる」存在です。
葬儀当日、喪主は弔問の対応を始めとする諸々に忙殺され、葬儀業者側が声を掛けるタイミングを図るのも一苦労の状況が続きます。
その点第三者が存在していれば、現場で即指示あるいは確認したい事象が生じた際にも、そちらの人物に確認対応が可能となり、円滑な葬儀運営上欠かせない存在なのです。

遺族側の希望内容をキチンと伝える事

特に喪主初体験、あるいは葬儀の遺族側が初めてのご家族に共通して見られる傾向として、「右も左も分からないので全てお任せして、出来れば費用は抑えて貰えれば助かる」的な姿勢が挙げられます。
葬儀という厳粛な儀式、自分達の知識不足が原因で大きなミスがあってはならない、プロの言う通りに無難に終えたいと希望されるお気持ちは理解出来ますが、この謙譲の美徳的な姿勢は必ずしも、最終的に満足納得出来る葬儀の実現には繋がりません。

出来れば早い段階の確認作業を通じ、その時点で遺族側が希望する内容をキチンと葬儀業者側に伝え、各々に関しての回答を確認しておきましょう。
仮にそれが的外れ、あるいは不可能な希望であったにせよ、信頼出来る業者であれば、丁寧にそれが叶わぬ理由を説明してくれます。
加えて希望を積極的に伝える事で、話し合いの中、新たな良き案が浮上する可能性もゼロとは言えません。
いざ実際に葬儀会場の現地準備が始まってしまえば、その後の変更は至難の業であり、全ての人達に余計な負担を強いる事になってしまいます。

仮に葬儀会社から柔らかに「不可」の返答が戻って来たとしても、どうしても譲れない希望もあるかと思われます。
だからこそ話し合いを通じ、双方が最大限歩み寄る事で、後々になって不満がポロポロ浮上してしまう残念な葬儀では無く、参列者、遺族、そして天に召される故人全員が納得出来る葬儀の実現を目指すべきなのです。